こんにちは。轄kエ翻訳事務所で 経済分野の翻訳を担当している佐々木です。
今回のテーマは、上野動物園(Ueno Zoological Gardens)で誕生したパンダの赤ちゃんについてです。
7月5日、上野動物園で飼育されているジャイアントパンダ(giant panda)のシンシン(Zhen Zhen)が赤ちゃんを出産しました。出産後の経過は順調で、シンシンは赤ちゃんを抱きかかえて授乳したり、抱きかかえたまま睡眠を取っているとのこと。性別はオスと判明しましたが、一般公開の時期は未定となっています。しかし、上野動物園でパンダの赤ちゃんが誕生するのは1988年のユウユウ(You You)以来24年ということで上野地区周辺は祝賀ムードに包まれ、パンダの形をしたパンが販売されるなど、早くもパンダ商戦が始まっています。
しかし、日中協定によりパンダの赤ちゃんは生後2年で中国に返還しなくてはなりません。また、パンダの命名権は上野動物園を運営する東京都にありますが、中国の同意が必要です。出産前の6月28日に石原都知事が「尖尖と閣閣と名付ければいい」と話したことに対して中国側の反発を招きましたが、7月6日の記者会見でも「尖閣という名前を付ければいい」と発言しています。
その尖閣諸島ですが、政府は国有化を進める方針を東京都に伝えたとの報道がありました。4月に石原知事が東京都として島を購入することを表明していましたが、今後は国有化に向けた動きが加速する可能性もあります。しかし、所有権を主張する中国や台湾の反発は必至で、国有化の実現には時間がかかるとの見方が大勢を占めています。
轄kエ翻訳事務所 経済翻訳担当:佐々木 |