こんにちは。轄kエ翻訳事務所で学術論文翻訳を担当している平井と申します。
分子生物学やバイオテクノロジーをはじめとする生物学全般に関する翻訳や、医学論文、生化学、ライフサイエンスに関する翻訳など、生物学や医学において、複数の分野にまたがる翻訳も扱っています。指名でのご依頼もお受けしておりますのでご相談ください。
一般に備長炭を入れて炊飯するとご飯がおいしく炊ける、と言われていますが、これは備長炭の働きによって、お米や水に溶け込んだ有機物や残留塩素(residual chlorine)、その他の不純物(impure substance)が除去され、さらに備長炭に含まれるカリウムやナトリウムなどの豊富なミネラル分が米の中のアミラーゼ(amylase)に作用し、コメが膨張してふっくらするからです。このため備長炭を入れて炊いたご飯は2-3日たっても黄ばむことがなく、おいしさを保ち、臭くなることもありません。
どのような炭を入れてもおいしくなるわけではなく、備長炭か竹炭のような硬い炭で、ミクロの多孔質を有し、さらにその表面積が大きいことが要求されます。
炭はその昔、燃料として使われ始めたものですが、現在ではその特性を生かして、燃料をはじめ、炭の多孔質(porous)を利用した脱臭(deodorization)、水質改善(water quality improvement)、吸湿剤として使用されています。
また変わったところでは食品や衣料品としての応用があります。これには胃腸薬(gastrointestinal medicine)をはじめ、竹炭の粉末を日本そばに混ぜた竹炭そばや練り羊かんに混ぜた竹炭洋かんなどもあります。
備長炭は熊野産の姥目樫を原材料として作った良質な木炭であり、その名の由来は元禄年間から紀伊国田辺の備中屋長左衛門が販売したことから、このように呼ばれています。
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