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平井 平井による生化学・分子物理学・バイオ技術コラム
担当翻訳分野:生物学翻訳学術論文翻訳
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2012年08月15日
ガスコンロやろうそくなどの燃焼炎はプラズマ

こんにちは。轄kエ翻訳事務所で学術論文翻訳を担当している平井と申します。

分子生物学やバイオテクノロジーをはじめとする生物学全般に関する翻訳や、医学論文、生化学、ライフサイエンスに関する翻訳など、生物学や医学において、複数の分野にまたがる翻訳も扱っています。指名でのご依頼もお受けしておりますのでご相談ください。

PDP(plasma display panel)は、その名が示す通りプラズマ(plasma)を利用した表示装置です。ここでいうプラズマとは「正の電荷をもつイオンと負の電荷をもつ自由電子(free electron)が混在して、全体としては電気的に中性になっている気体」を意味します。これらのイオンや自由電子、負イオンを総称して荷電粒子(charged particle)といいます。

私達の呼吸する空気にもごくわずかに荷電粒子が存在します。しかし、とても少ない量なので、空気をプラズマということはありません。荷電粒子相互間の作用が無視できないほど大きくなり、機体の性質が変わった状態をプラズマといいます。空気の例をとれば、1cc当たり1兆個の荷電粒子があればプラズマといえるでしょう。1兆個といえば、大変な数と思うかもしれませんが、我々たちたちの周りの空気には1cc当たり約2700京個もの気体分子があり、荷電粒子の割合としては100万分の1以下です。身近なプラズマとしては、ガスコンロ(stove burner)やろうそく(candle)などの燃焼炎(combustion flame)、蛍光灯(fluorescent light)、そして太陽が挙げられます。地球の大気層外周部もプラズマといえるかもしれません。

プラズマは気体に外部からエネルギーを注入したもので、見方を変えれば高いエネルギー状態の気体と考えることもできます。そのため、プラズマには普通の気体には見られない特殊な性質があり、私たちはそれをいろいろな目的で利用しています。

轄kエ翻訳事務所   医学翻訳分子生物学翻訳生化学翻訳担当:平井


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